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コーヒー染め
 
 コーヒー染めは、コーヒーの天然色素を使うので草木染めの一種といえます。
 
材料
染料:コーヒー粉の焙煎度は、深炒りより中炒りでグラインドは、細挽きがよいが、いろいろ変えてみるのもよい。


媒染剤:aミヨウバン・b酢酸アルミ・c錫酸ナトリウム・d硫酸銅・e硫酸第一鉄・f 酢・g 木酢液
 
手順
1.染め液を作る:コーヒー粉の必要量は、染める素材の総重量の二分の一以上。(多い程濃くむらなく染まる)染め液は、染める素材の総重量の20〜30倍の量にした方が染めむらが出来にくい。
 ステンレスの鍋等に、上記必要量を入れ、80℃で20〜40分煮、色がよく出たところで布袋(二重にしたネルの袋等)で漉し染め液を作る。

2.下準備:染める素材の糊抜きと汚れを落とすため約1時間煮洗いをする。

3.下染め:木綿はタンニンを補給しないと染まりにくいので呉汁(大豆汁)か牛乳などで下染めする。50℃で30分位。(木綿用の薬剤もあります)ボールなどに水を入れておき、素材を取り出し、さっと水の中をくぐらせ軽く押し絞りして本染めになります。

4.本染め:素材を染め液に入れよくかき混ぜ80℃20分煮染めをする。20分煮染め終わったら火を止め、そのまま液温が30℃位になるまで着けたまま冷まします。

5.定着:色を定着させるために媒染をする。
硫酸第一鉄の場合:硫酸第一鉄を30℃の水に1〜2%を入れよく溶かしておく。媒染液には、染めた物 を一度水にくぐらせてから入れ、20分位煮て冷ます。
ミヨウバンの場合:ミヨウバンを20倍の水で溶かし、染めた物を入れて80〜90℃で約20分煮ます。

6.仕上げ:媒染液から出して、3回以上よく水洗いし日陰に干して乾燥させ仕上げます。染め色を濃くしたい場合本染めを何度か繰り返す。
 
 布・糸、以外和紙やその他の紙を染めてペーパークラフトするのも良いと思います。
 動物性タンパク質素材、羊毛・絹等は、煮ず温度を保ち染める。
 ミョウバンは、色が濃く染まる。酢は、色が鮮やかに染まる。木酢液は、渋い色に染まる。
  コーヒー以外にも、草木の煮汁を使いナチュラルな色合いの染め物等色々出来ると思います。